第13期高麗手指鍼学術セミナー最終回

2018-05-27

こまつ鍼灸院スタッフの鶴田です。

3月18日(日)に高麗手指鍼本科のセミナーがありました。早いもので本科最後のセミナーとなりました。

本科最後の講義は、「科学的鍼灸上達論と科学的鍼灸院経営論」でした。普通のセミナーではあまり聞かない内容ではないでしょうか。
鍼灸術上達に必要なことは何か。どのように向上させていくのか。知識、動作の面からお話いただきました。
一つ一つの動作を意識してこなしていくことの必要性を改めて感じました。また、鍼灸技術の向上に比例したマーケティングについて段階的に説明がありました。自分がどのようにステップアップしていくのか、その際に大切なことをとても具体的に教えてくれます。実際に小松先生がどのようにステップアップしてきたのかを合わせて話してくれますので、とてもわかりやすいのです。小松先生がおっしゃっていた、開業鍼灸師として必要な「鍼灸術」「コミュニケーション術」「マーケティング術」についても説明がありました。鍼灸の技術を学ぶセミナーでここまでのお話が聞けるのはないと思います。小松先生の話を聞かなかったら一生気づかずに終わっていたことでしょう。鍼灸師にとってとても大切な内容でした。

続いては実技の時間です。実技は時間をたくさんとって今までの復習をしていきました。まずはFT(フィンガーテスト)の練習です。手首を振る練習、意識の切り替えの練習、虚実の見方等。相手の手に自分の指を置いて、抵抗があるかないか診ていきます。続いて刺鍼です。まずは自分の手にです。小松先生から最初のお題が出ます。と同時に、全員一斉に刺鍼していきます。ペアになってからも次々と出るお題に交代で刺鍼をしていきます。「免疫アップの五治処方2つ」「運動器疾患の五治処方3つ」と出されたお題に今まで学んできたことと、自分の考えも入れながら刺鍼していきました。多鍼の練習では、咳止め、糖尿病、それぞれの五治処方と多鍼する相応点を考え刺鍼していきました。刺鍼後は小松先生が一人一人きちんと確認してアドバイスもくれますので、習ったことが曖昧になりません。今までの復習ということもあり、何が出来ていて何が足りないのか確認でき、今後の課題も見つけることができる実技の時間でした。

最後に終了証をいただきました。小松先生の愛情のこもったとても素敵な終了証です。小松先生を囲んで記念撮影をしました。

今日は最終日ということもあり、皆さんで懇親会を行いました。一年間一緒に学んできましたが、ゆっくりと話をする機会も少なかったので、とても楽しい時間となりました。懇親会での小松先生、天野先生、諏訪先生の話はセミナーとはまた違う面白さです。

四月から高麗手指鍼セミナーを受講される方、どうぞ楽しみにしていて下さい。高麗手指鍼という鍼灸の技術はもちろん、鍼灸師としての今後に大きな影響を与える中身の濃い充実した時間を過ごせること間違いなしです。

四月からは高麗手指鍼研究科へ進むことになります。一層深く高麗手指鍼を学ぶことができることに、一年前の気持ちを

忘れずに進んでいこうと思いました。

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